私の母校の近くを歩いていたら歩道橋がなくなっていた。あるはずのものがなくなるとその場所が同じ場所なのか 認識できなくなったことはないだろうか。もちろん大抵の場所の建造物は何かに記録が残っているのでそこにあった 事実は残っていくわけだが、存在していないので段々とおぼろげなものに変わって行く。 確かこんなだったなぁなんてものは半分もはや想像の産物だ。 記録を見ながら記憶をなぞる行為なんて読書と変わらないではないか。