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2020/油性木版画

commentary

カエルは生まれた頃はオタマジャクシで全然違う姿だ。蛙の子は蛙ということわざがあって、生まれた頃は親に 似つかない姿であっても結局成長するに従って親に似てくる。蛙の子は蛙にしかならないというネガティブな 意味を持っている。だけど、そのオタマジャクシ1匹の成長で考えると、手足が生えることで出来る事は増えるし、 行動範囲も広がるのでポジティブなものに考えることが出来る。クライミングしている女の子と合わせるのは手足 が生えることにより、跳ねる以外にも吸盤で壁に張り付くのがすごいと思ったから。 そんな冒険家と重ねることで未知の世界を自分の力で切り開いていくことを表せればいいなと考える。

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