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ring a bell

2020/oil on canvas・油性木版画

commentary

鈴虫は夏の終わりで秋の始まりの頃に鳴き声が聞こえてくる虫だ。 声は良く聞こえてくるので馴染みのある虫なのだが、草に隠れて姿を見かけることはあまりない。 すごく薄い金属を細かく鳴らしたような声なので、その姿も硬質なものを想像してしまうが、 実際はか弱い虫だ。この体のどこからあのような鳴き声が出てくるのか疑問である。 だがよく見てみればなんとなく風鈴に似ていなくもない。 もしかして棒で鳴らせば鈴の音が聞こえてくるのかも。

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